2014.01.19
【メモ】Western DigitalのHDDをRMA申請してみる
そんな機会がありましたのでやってみました。
まず、最近買ったサーバーで使っていたHDDの調子が悪いことに気付きます。
読み書きの速度があまりにも出ない。
仕方ないとあきらめ気味に使っているとWindowsからHDDの買い替えを
促すメッセージが出てくるようになりました。
これは本格的にまずいと思いHDDの調査をしてみる。
そうするとどうもSMART値がエラーになっているらしくこれが原因で
Windowsが警告してくれていたようです。
さすがに一番新しいHDDが壊れるのは精神的にくるものがある。
だからといってこのままだと問題がある。
メーカー保証でどうにかならないのかと調べたところ
RMAという交換保証サービスが付いているらしい。
このあたりでHDDで書かれているシリアル番号を入れると保証期間かというのがわかります。
Link:WD サポート / 保証サービス / エンドユーザの顧客に対する保証サービス
保証は大抵2年ほど。
保証期間内だと壊れたHDDをWestern Digitalへ送ると代替品をくれるという流れらしい。
調べてみると今年6月まで保証期間らしいのでためしにRMA申請をすることにします。
おおまかな流れはこの辺りを参考にするとよい。
Link:Western Digital 製ハードディスクのRMA保証を利用する方法 - maruko2 Note.
・Western DigitalへRMA申請をする
まずはWD サポート ポータルのユーザーを作成する。
Link:WD - サービスおよびサポートホームページ
Western Digitalは送り先が海外になるのでユーザーの登録情報は
すべて英語で登録する必要がある。
住所なども英語で登録しないといけない。
そういう変換さサイトもあるので自分の住所の英語訳を作っておく。
Link:JuDress | 住所→Address変換
登録が終わったら製品の登録でHDDのシリアルを入力して登録する。
その後にRMAの「標準的交換」の申請をする。
次にHDDの壊れた状況を聞かれるので適度に入力する
今回は「SMARTエラー」としました。
あとはHDDの送り返す場所を選択すれば終了となる。
・申請書類を作成
申請に必要なものとして「送り状」と「RMAラベル」を2部づつ印刷する必要があります。
送り状は、梱包時に入れるものとこちらから送るときにインボイス(送り状)が必要になる。
2箇所ほど署名が必要なので書き込みます。
記述は署名は日本語で日付は西暦で年月日を書けばいいようです。
RMAラベルは印刷後にラベルを切り抜いて使います。
・梱包
梱包にもちゃんとした手順があるので注意しなければいけません。
まずHDDは「静電防止袋」に入れないといけない。
静電防止袋というのはHDDを買った時にHDDが入っている薄黒いやつです。
そういうものに入れないと申請は無効とされる。
買うのであればこういうものになる。
大抵はバックアップのために新規HDDを買うと思うので
綺麗にあけてHDDを取り出してそこに入れてしまうってのがよい。
自分のそんな感じにしました。
あとはプチプチで適度にぐるぐるに巻いてダンボールに詰めます。
蓋を閉める時に送り状を1部、上に載せて蓋をします。
更に上前左の三方向にRMAラベルを貼り付けます。
上記で「RMAラベル」を2部印刷すれば、4つはラベルができるので
適度に切り抜いてわかりやすく貼ればよい。
・EMSで送る
あとはこれを指定された所に送ればいいのだが
海外で送るにもいろんなやり方がある。
今回はお金がかかるけど、速度が早くサービスが充実しているEMSを使うことにします。
まず、送るためのラベルを作成します。
EMSは無料で印字サービスをしています。
それを使えば9割は埋めてくれます。
郵送で送られるので1週間ほどかかります。
Link:国際郵便マイページサービスとは? - 日本郵便
そのラベルと送り状1部と梱包したHDDを持って郵便局へ。
窓口でちょっとしたバトルをします。
まず梱包したHDDとラベルを出してEMSで送ることを伝えます。
この先の山場としては2つ。
ラベルに送る商品、個数、値段を書いてくれと言われます。
商品はHDD、個数は1、値段は送り状に書かれている物(ドル表記)で書きます。
そうすると円での保障額を局員が計算してくれます。
今のドルで計算するけどいいとか聞かれますがそのままイエスと答えればいいと思う。
次に「インボイスを書いてください」と言われるので
持って行っている送り状を出して「これをインボイスとして使ってください」と渡す。
海外に送るので税関に提出する用紙があるのだが外部で作った書類でも認められるとのこと。
この送り状というのがそのフォーマットになっているのでそのまま出せばいいらしい。
あとは送料を支払えば終了となります。
値段は重さで変わるらしいのでなるべく軽量にすると安く上がるみたい。
今回は2,100円ほどかかりました。
結果としては、12月30日に出して1月18日に代替品が届くという形になりました。
・行き
EMSで送った場合はこの辺りで確認ができる。
Link:EMS(国際スピード郵便) - 日本郵便
自分の場合は、12月30日に提出して12月31日には送った国のマレーシアに到着しています。
ここからなぜかある程度の時間がかかり、1月6日に到着となる。
やはり海外の輸送関係は時間がかかります。
申請から30日縛りがあるので輸送速度だけは挙げないと怖いです。
・帰り
到着後は直ぐに確認されたらしく1月7日には代替HDDの配送はしていたようです。
しかしここからが長い。
FedExを使って送られたわけだけど情報が登録されたのが1月15日。
そこからは早く、マレーシア -> 広州 -> 成田と流れて1月17日には自宅まで来ています。
しかし、FedExは宅配ボックスを使ってくれない。
FedExはアメリカの会社で海外には宅配ボックスという概念が無いみたい。
なのでFedExは届けられないと国内の業者へ委託してしまうようです。
今回は日通に委託されて次の日に受けとることが出来ました。
日通に委託される時にはまた別の番号になるので荷物の検索が出来ない。
こんな感じなので心にゆとりを持って待つことが必要みたいです。
届いたので早速動作確認です。
まず前回は「WD30EZRX-00MMMB0」だったのだが「WD30EZRX-00DC0B0」に変わっています。
750Gプラッタから1Tプラッタに進化したぽい。
中には容量が増えた人もいるみたい。
新しいHDDになったので保証期間が伸びているのかなと思って
再度Western Digitalのページで確認したところ以前のままらしい。
そこまで都合よくはならないようです。
ベンチマークの結果はこんな感じ。
----------------------------------------------------------------------- CrystalDiskMark 3.0.3 x64 (C) 2007-2013 hiyohiyo Crystal Dew World : http://crystalmark.info/ ----------------------------------------------------------------------- * MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s] Sequential Read : 162.268 MB/s Sequential Write : 159.407 MB/s Random Read 512KB : 42.295 MB/s Random Write 512KB : 68.862 MB/s Random Read 4KB (QD=1) : 0.601 MB/s [ 146.8 IOPS] Random Write 4KB (QD=1) : 0.663 MB/s [ 161.8 IOPS] Random Read 4KB (QD=32) : 0.579 MB/s [ 141.3 IOPS] Random Write 4KB (QD=32) : 0.664 MB/s [ 162.1 IOPS] Test : 1000 MB [G: 4.0% (110.8/2794.4 GB)] (x5) Date : 2014/01/18 16:54:10 OS : Windows 7 Ultimate SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
以前から付いている1.5TのHDDで試した所Sequential Readが70Mくらいしか
出ないので進歩しているのを感じます。
さらに書き込み等の音が大分静かになっている。
という感じでRMA申請をすると代替品がもらえます。
ちなみにSeagateだと千葉に送る感じになるらしいのでそういう意味で
HDDを選ぶのもありなのかもしれません。
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